支部長 野口 省吾
この度、6月16日開催の第68回定期総会において、会員の皆様にご承認をいただき、支部長に選任されました野口省吾と申します。
私は昭和46年に足立区新田で生まれ2歳のときから北区堀船で過ごし、小学校2年生から西ヶ原に引っ越し、青年時代を北区で育ち、平成18年1月1日に北区豊島で税理士事務所を開業いたしました。修行時代は、足立区竹の塚で約8年間勉強させていただき、城北のエリアでずっと税理士業にかかわってきました。25歳で税理士事務所の職員になり、34歳で開業し、そこから約20年という月日を王子支部の先輩方や地元の方にお世話になってきました。
王子支部に約20年関わってきて思うことは先輩方がフレンドリーに後輩に接して様々なことを積極的にご指導下さり、その延長線上で宴席では気軽に悩みを聞いてくれたりと見守られ育ててきていただいたという印象です。地域性もあるかと思いますが、地元出身の先生も多く、アットホームな支部だと認識しています。また署OBの先生たちも北区には署の寮が多くあり地元感のある顔の見える関係ができていると思います。
現在の時世としましては、少子高齢化による人材不足、目まぐるしい変化とIT化の波が大きく、賃上げ問題や原材料費高騰など中小企業を取り巻く環境はとても厳しく税理士業界もまさにその中にいるといえます。
支部会員におかれましてもIT化したにもかかわらず、インボイス、証憑保存、その他税制改正を顧問先に周知すると同時に知識も身に着けていかないといけない状況の中、支部会務の負担をいかに効率化し、相互の情報交換を図り親睦を図るというところでご協力をいただき支部業務をすすめていきたいと思っております。
王子支部としての事業ですが、会員間の意思疎通の向上、税務関係官公署との意見交換を通じての行政の円滑化への協力及び会員要望、北区税務団体協議会の6団体との連携などがありますが、今年度は北区税務団体協議会の会長を税理士会が務めることとなっており、支部会員及び事務局には業務が増加し協力を仰ぎながら団体の方の発展にも貢献していく所存です。
また、王子支部の無料相談においては、東京局管内随一の人数の相談についており、会員の皆様におかれましても非常に協力していただいているところです。ただし、無料相談においてもPCでの作成からスマートフォンでの作成、申告への変化が求められておりスマートフォンで申告された納税者の方の方が自主申告に進む割合が多いという状況になっており、一般社会でもIT化が進んでいる状態です。税理士もIT化についていくのは非常に大変ですが、支部研修などを通じて情報共有する必要があると考えています。
私が一番大事に思っている支部への思いは支部会員が楽しんで参加していただきながら、会員同士の情報交換により会員の業務のお役立ちが一番大事だと思っておりますが、会員の皆様におかれましては、定期総会、常会、委員会、班会議、同好会への参加を増やしていただきながら顔の見える関係を更に向上させ、王子支部の更なる発展に繋げていくことです。
若輩者ですが、どうぞ先輩方、また後輩や仲間も含め会員の皆様のご指導・ご鞭撻をいただきながら2年間支部業務を進めてまいりますのでよろしくお願いいたします。